- 2026年6月18日
5月病と6月病と夏バテ(7月病も)―外部環境と心身反応の夏版(旧暦)―
5月病と6月病と夏バテ(7月病も)―外部環境と心身反応の夏版(旧暦)―
・季節、気象、年齢、時代、などのメンタルへの影響
いろんな外部要因が心身の影響に関係します。
例えば季節によって罹患したり増悪したりしやすかったりしにくかったりする健康上の問題があります。
冬に風邪をひきやすいとか冬場に炎症性サイトカインが季節性に高まるので症状が悪化しやすいとかそういうのもありますし季節で症状が変化すると明確に知られている病気もあります。
そういうのとは別に東洋医学的に見れば季節で健康状態が良くも変わるのは当たり前ですし、臨床の経験を積んでくると医学教育では習わなくても季節ごとに外来診療の様子が変わるのが分かってきます。
季節で健康状態が変わるのは中医学や漢方では常識です。
中国の医学書黄帝大経(正確には素問、霊枢などの書を後世が編纂しなおしたもの)では例えば夏は遅く寝て早く起きるのが次の季節の秋に向かって体にいいんだ見たいなことを書いています。
本当にそうなのかは分かりませんが夏に睡眠が浅く短くなるのはよく見られます。
ニューヨークの精神科救急は夏が一番多いのですがこれも眠りの浅さで説明されていたのを見たことがあります。
ニューヨークは昔は暴動が多かったのですがこれも夏が多いと言われていました。
昔はWHOが7時間半から8時間の睡眠が健康によくそれ以上寝ると健康に悪いとか言っていましたが、これらの土台の調査、研究は寝たきりのご老人や重病で寝たきりの人を混ぜ込んでいたようで現在は長く寝ると健康に悪いという根拠が科学的に弱くなってしまいました。
むしろ大谷選手みたいに12時間以上寝てもいいかもしれません。
何時間寝たらいいのかなどは大人数を被験者とした大規模研究が必要なので当面は結論が出ないでしょう。
というかそういうテーマの研究に研究費は出ない時代かもしれません。
いろいろな基礎研究では今のところたくさん寝た方がよさそうです。
というか現代人は睡眠時間が短すぎなような気もしますのでもっと睡眠時間を取った方がいい気がします。
天気が心身に与える影響が注目されています。
例えば雨の前日から当日の頭痛、倦怠感、眠気などは気象病、天気痛、その他いろいろ呼ばれるようになりました。
昔から漢方の五苓散という薬が何かの頭痛にきくことは分かっていたのですが1999年にそれが低気圧性頭痛であるというのが分かって梅雨時などにはよく処方されます。
気圧の障害なので多分高山病の軽いものです。
高山病の主な病態は多分脈管内脱水と脈管外浮腫になります。
漢方では6月を長夏として一つの独立した季節とする見解もあります。
6月あたりを初期の夏バテ、7月あたりを中期の夏バテ、8月あたりを晩夏の夏バテということもあります。
人間は環境圧が低いのに弱くて高いのを好む傾向があります。
素潜りなら深海100mいかにもぐれたりします。
これは11気圧くらいですがそこまで圧がかからなくてもプールの素潜りを心地よく感じたり風呂が気持ちいいのは温度だけでなく水圧もあります。
マッサージや指圧もそうですが推されると気持ちいいのかもしれません。
気象病も面白いことに年齢依存性があります。
若年の20代前半などはすくなく、50代くらいから弱まっていく傾向があって30代から40代の壮年期に多い感じです。
また運動していたり体を鍛えていたりした人には少ない傾向があります。
それにPMSなどと重なると悪化するなどの理由で女性の方が多い傾向があるようです。
月経前に濃度が上がるエストロゲンやプロゲステロンなどのステロイドホルモンは糖質コルチコイドや鉱質コルチコイドなどの別の体に水をためるステロイドホルモンの活性があるのでそれがダブルパンチで来るのかもしれません。
時代も病気や疫学に影響します。
特に旧暦の初夏から初秋くらいまでの心身の変化を概観しています。
これは病気というものが時代によって変わる一例にもなります。
・5月病
「五月病」という言葉は、1960年代後半の高度経済成長期に誕生しました。
某心理学者が自分が名付けたと主張しておられました。
受験戦争を勝ち抜いて難関大学に入学した学生たちが、激しい目標達成後の「燃えつき」や新しい環境への適応不全から、5月頃に無気力になった現象が由来とされています。
昔は東大一直線(小林よしのり)などの作品から見るように受験が激しく受験戦争と言われました。
三島由紀夫や受験勉強や試験のことを一生夢に見たようです。
この言葉の歴史や経緯の詳細は以下の通りです。
言葉のルーツと発祥1960年代後半の誕生: 高度経済成長期、過熱する受験戦争を潜り抜け、超難関大学に入学した学生の一部が、5月頃から無気力になり学校に来なくなる現象が注目されました。
その後、1968年にメディアで取り上げられるようになり、この年の流行語として広く認知されました。
経緯と背景の変化元々は主に「大学生の適応不全」を指していましたが、時代とともにその対象やニュアンスが変化しました。
サラリーマンへの拡大: 大学生だけでなく、新入社員など社会人にも見られるようになり、環境変化によるストレスへの適応不全として広く使われるようになりました。
医学的な位置づけ: あくまで一般名であり、正式な病名ではありません。
現代の医学・心療内科においては、同様の症状は「適応障害」や「うつ病」と診断されるのが一般的です。
時代を二重写しすると1960年代後半から1970年代には世界的な規模の学生運動(スチューデントパワー)などがありました。
笠原嘉先生の名著精神科ノートでは第一章がスチューデントアパシーで学生紛争から話が始まります。
ステューデントアパシーというのは1960年代から言われましたがそれ以前からそういう学生はちらほらいたようです。
強迫的心性が関係していると述べられていますが当時は強迫性障害(強迫神経症)と強迫性パーソナリティ障害(完璧主義者)は同じスペクトラムでとらえられていてそういう人に多かったとあります。
ついでに言うとこのパーソナリティは日独で言われたメランコリー親和型性格や下田の執着基質とも重なっています。
戦後の左翼運動は一部で成功して特にヨーロッパではフランスなどは1968年革命がある程度は成功していますし北欧諸国も例えばフィンランドのようにこの時期から社会運動家の政治参画が強くなりました。
失敗か成功か分かりませんが一部は爆弾闘争とか銃乱射とかイタリアの鉛の時代みたいな暗殺事件の繰り返しやヒッピーやビート文化やサイケリックムーブメントなどにつながっています。
1970年代からはソ連のプラハの春やらアフガン侵攻で革命運動が後退し反差別やウーマンリブや環境主義のような社会運動にシフトしました。
でもどういう転機をたどったにせよ全体としての大衆活動としては1970年代ごろそれらが沈静化していきました。
スチューデントアパシーとかモラトリアム(エリクソン、小此木圭吾など)の時代とかしらけ世代という言葉ができたりしました。
音楽もフォークソングからニューミュージックみたいなのが出て新人類と呼ばれる新しい世代が出て、といった具合に世相が変わっていきます。
うつ病概念はドイツ、日本の精神医学では病前性格がまじめ、几帳面な人で比較的規則的な生活をしていた人が40、50代ごろに何か生活の転帰などをきっかけに発症するもので当時の三環系抗うつ薬や休養などの治療でよくなりやすいものが典型とされていました。
これらはドイツのテレンバッハのメランコリー親和型気質や下田の執着気質として以前から研究されてきました。
これは英米圏ではなかった考え方です。
ドイツ語圏全般というわけではなく特にドイツで言われた考え方です。
それに先立つ戦前から九州帝国大学の下田光三先生が執着気質という考え方で同じことを述べています。
ただこの病型もうつ病の一系にすぎません。
ある時期非常に増えて目立ったということです。
ただあまりにその印象が強かったのか昔の精神科医ではこれこそが真のうつ病みたいな考え方をする先生方が近年迄いらっしゃいました。
現在は大体御引退の年齢になっていると思われます。
日本やドイツのような遅れてきた先進国にキャッチアップしようとしていた後進国では国民全体を秩序親和性、他社配向性に強い国民性にしようとする状況があったのかもしれません。
1970年代ごろから日本では国民皆保険が始まったので外来精神診療というジャンルが出現しました。
当時は重症者の入院治療が中心です。
外来診療と言っても当時は町の精神科診療所というものはまずありませんでした。
大学病院や単科精神病院、総合病院精神科などです。
今日のように精神科や心療内科のクリニックが増えたのは21世紀以降です。
日本人とドイツ人の気質が生んだ文化結合症候群だったのかもしれません。
真面目で几帳面で他者の承認を求めるタイプは階級社会の英米では小役人気質と言われて低く見られていたのが関係しているのかもしれません。
この時期以降にこの時代に応じたいろんなうつ病(当時は躁うつ病)の分類が提案されました。
逃避型うつ病、現代型うつ病、ディスチミア親和型うつ病その他ですし笠原木村の抑うつ分類という有名な分類があります。
ちなみに(ちなみにとか閑話休題的なのが多くて申し訳ありませんが)精神科の用語と世間一般の用語はずれている場合があります。
精神病の精神分裂病や気分障害の躁うつ病やうつ病(これらはひとまとめにされる考え方もあった)や神経症は違うものですが一般社会では変な人を19世紀の精神科の概念である変質者と呼ばれていたり神経症も憂うつ(うつ、抑うつ)、時に精神病もノイローゼと呼ばれたりしていました。
こういうのは5月病とやや重なります。
因みに当時はうつ病は独立しておらず躁うつ病の一部でした。
また神経症性抑うつや抑うつ神経症という概念がありました。
もっと前になるといろいろな分類はありますが精神科分類学の草分けのクレペリンはうつ病を細かくは分類していません。
クレペリンと並ぶドイツ精神医学会の雄クレッチマーは躁うつ病は内胚葉気質である循環気質と関連あるとしていました。
これは戦後に提唱されたメランコリー親和型とはだいぶ違う概念です。
19世紀末から20世紀頭だったので多分現在とは抑うつのありようが多分違います。
よっぽどひどい精神疾患ではないと精神科にかからずそういう人は病院入院で治療です。
というか治療薬もないような感じです。
外来で診療するような患者さんは精神分析が引き受けたので精神分析学が外来患者を診る場所として隆盛した感じです。
昔は5月になると適応障害やうつ病の患者さんが精神科診療で増加していた時期がありました。
最近は5月病という言葉自体がやや聞くことが少なくなっているようです。
多分きっかけは2010年代末からコロナ時期にかけての働き方改革や企業のコンプライアンスの強化などが関係あるかもしれません。
残業規制法規やハラスメント防止法などの法制度整備も行われました。
同時に障害雇用などの障害就労サービスも拡充しています。
コロナのリモートワークも関係しているでしょう。
2010年代までは社畜とかブラック企業とか言う言葉を聞きましたが最近は聞かなくなってきました。
5月病という言葉も減ってきました。
2020年近くには全業ができないので会社に隠れて仕事しているような広告マンなどの忙しい仕事の人々が散見されました。
働き方改革は数派に及び研修医が残業できなくなり上級医が忙しくなって勤務医の士気低下や研修医の訓練機会の減少などによる将来の医療の質の低下が懸念されています。
医療経済学のトリレンマで医療の質と医療アクセスと医療費は鼎立しないというものがありますが医学部を増加させて医師増加をはかりましたが地方の医師不足が解消しなかったため財務省は医療の質とアクセスを下げて国の医療費削減に現在動いているそうです。
アメリカのオバマケアはあるものの公的医療保険制度がない状況やイギリスのサッチャーの新自由主義の改革でアメリカの医療格差は広がり平均寿命の低下がみられ、イギリスは医療アクセスが低下し(初診や癌の手術が数か月待ち)ロンドン周辺とその他の地域で10年くらい寿命が違うようなので日本もそうなっていくのかもしれません。
社畜やブラック企業という言葉を聞くことが減ったように五月病という言葉も減ってきました。
日本は業種や職種によって違いますが年末年始と年度末年度初めが忙しい傾向があります。
4月は異動や新卒入社などがあり昔は4月にだいぶ負荷がかかったようです。
GW明けくらいにストレスと精神的負荷にやられて適応障害や精神状態が悪化して医者にかかることが多かったのかと思われます。
昔は新卒後すぐ転職の考え方が今より薄くてとりあえず3年は頑張れ見たいなのが強かったですのでプレッシャーも強かったのでしょうか。
2020年前くらいに働き方改革がいろいろ始まって5月病が減って6月7月まで我慢してからクリニックを受診する患者さんが増えたという所感をしばしば耳にしました。
5月は我慢できたが6月7月くらいでしんどくなって受療が遅延するという理屈で説明されたりしました。
5月病もそうですが昔の職場うつは症状もきついし後遺症的トラウマもきつかったです。
2020年より前に発症したような患者さんは今でも社会復帰や会社復帰できていない人がいます。
人間あまりひどいストレスやトラウマに特に長期間さらされない方がいいのかもしれません。
昔は苦しみはいいことで苦しみを乗り越えるのが必要だみたいな言説がありましたが現在ではそういうのはケースバイケースであったりやり方や状況やセッティングによるという感じでしょう。
5月病が減ってみてコロナなどの騒乱も収まってみると5月は意欲が低下する人が見られる感じがあります。
苦しみは伴わなくても人生とは何かとか生きがいは何かとか自分はどう生きていくべきかみたいなのを考える患者さんが散見されます。
実は日本で一番自殺が多い月は5月がピークです。
日本社会の組織勤めのしんどさがつらかった時期は職場などのせいかなとも思われていましたがどうもそれだけでもないようです。
何か実存的な問題を考えやすいのかもしれません。
苦悶感はそんなに強く出ません。
こういうのは6月7月とやや続く傾向はあるようです。
仕事が忙しい人よりはやや時間がある人に見られる傾向があるようです。
最近は自殺と非自殺的自傷行為を分ける考え方が出てきています。
非自殺的自傷行為は最近は減りましたが境界性(情緒不安定性)パーソナリティ障害でよく見られます。
非自殺的自傷行為はリストカットやらオーバードーズやら電車への飛込みたいなので2月3月に若い人に多い傾向があったように思いますがこれも最近は減っているようです。
LCやODや飛び込みは死ぬためにやっているというよりは苦しみから逃れたいからやっている、生きるためにやっていると言われたりしました。
だからBPDの患者さんの自殺率は高くない、という意見もありましたが実際には死んでしまう人もいるので高くなります。
最近は時代が変わってBPDの減少と症状の軽症化がみられるようです。
5月には電車の飛び込み自殺で電車が止まるようなことは少なくなると思いますし、救急車の音もあまり聞きませんが自殺が多いということは単身独居高齢者などの自殺もあるかもしれません。
単身独居老人は孤独死が多くて司法鑑定などで同行させてもらうとそういう症例ばっかりだったりします。
・6月病
2026年6月から特に患者さんから「6月病」という言葉を聞くことが増えました。
メディアなどで何か使われているのかもしれません。
ブラック企業社畜ハラスメント残業関連5月病が減少してきてみるとそれでもやっぱり5月の自殺率はピークのままです。
ここ数十年は職場うつから自殺する人は私の患者さんでは見かけなかったです。
ただし精神科医は自分の患者さんの自殺を把握していない場合があります。
例えば何かの関係で患者さんや関係者(若い人だと家族よりは恋人、パートナーが多い)から連絡があって分かる場合がありますし、異状死(異常ではない、異状は医学や法律の言葉)では警察から問い合わせがあったりしますがそういうことがないと自殺していた都市も分からない場合があります。
6月病というものがあるのなら一つは5月病との関係で5月以前からの調子の悪さの持続か悪化、梅雨(長夏で五行説では一つの季節と見ることがある、平賀源内の土用丑の日のウナギは超過を季節とする説と夏の終わりの18日前の土用の期間をかぶらせたうまい考え方、沖縄では小満芒種ともいう)での低気圧性障害の不調さ、季節代わりの体調、生理、自律機能の変化、東洋医学でいう早期の夏バテ、下記の睡眠の時間や質の低下などが関係するかもしれません。
さらに東アジアでは呼吸器の状態が悪くなっているようです。
日本では高度経済成長時代に公害があり、戦後まもなく植えた杉ヒノキで1970年代から花粉症が出現しいまだに悪化しています。
最初はスギだけだったのがヒノキも出て夏の花粉や秋の花粉など、雑草やイネ科、広葉樹や針葉樹でも時期以外の物などどんどん花粉が増えていっている感じです。
多分これは日本だけの問題ではなくて東アジアなどのグローバルな問題があります。
多分韓国の経済成長も中国の経済成長もかかわっています。
偏西風があるので大陸の環境汚染物質も黄砂もPM2.5も日本に飛んできます。
日本の海岸に大陸からのプラスチックが流れ着くのと似ています。
春だけのアレルギーが秋、夏と広がっているのと、最近は夏は喉や咳などが増えています。
目立ったのはコロナ関連で中国のゼロコロナ政策とその解除で夏の呼吸器症状が顕著に変化したのが目立ちました。
中国で工場を止めていた時と動き出した時で健康状態が変わったというのでこれは分かりやすかったですが、大陸での経済成長による日本人の呼吸器の健康状態は長年にわたって少しずつ変わってきていたのでしょう。
若い人には花粉症や夏の咳は当たり前かもしれません。
かなり高齢者では必ずしも当たり前ではない時代もありました。
現在は初夏は咳の季節です。
スギやヒノキの花粉が終わったと思ったら慢性咳嗽が始まるとなるとたまらないですね。
慢性咳嗽は咳喘息とか感染後咳嗽とかアトピー性咳嗽とか後鼻漏とか逆流性食道炎とかいろいろありますが夏は咳が続きます。
東京の城南エリアなどだと暑い夏には盛夏に品川大森鎌田羽田川崎などは毎日のように光化学スモック刑法が出るようです。
内陸の方でも警報が出ることがあるようです。
九州の方の大学の研究に1日に150個から200個のマイクロプラスチックが入法にたまり全身炎症に関係するというデータがあるようです。
マイクロプラシチックは動脈硬化のプラークでも見つかっていますし十分小さければ全身を動いているのでしょう。
・7月病
いろいろあいまって、5月病、6月病という言葉があるのだから7月病という言葉も作ってしまえみたいなのが一部で見られるようです。
梅雨が明けたら猛暑です。
最近は冷夏がなく梅雨が明けると猛暑です。
空梅雨だとそれが前倒しになります。
夏至明けで日照量も長いです。
それらのせいか夏は眠りが悪くなりがちです。
素問という(黄帝大径としてまとめられている)大昔の中国の所では季節ごとの過ごし方として夏は遅く寝て早く寝れば秋が調子が良くなると書いていますがそれが正しいかどうかは別として夏は睡眠障害―入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害、夢が増えるなど睡眠が浅く短くなります。
そのせいでニューヨークの精神科救急は夏が一番多い、と説明される場合があります。
ニューヨークでは昔は暴動がありましたがそれも夏が多かったそうです。
最近はエアコンや寝具や住居の断熱などが発達したかもしたり、フレックス性やリモートワークやサマータイムなどいろいろ工夫していても7月くらいはそれそうおうにしんどくなります。
熱中症は暑くなりたてが多いです。
一番多いのは体感として高齢者の食欲不振の摂食不良からの熱中症が多い感じです。
しんどいから食思不振になるのか食思不振になるからしんどくなるのかどちらかはわかりません。
壮年期の労働者はまだ熱中症対策はしていますので救急搬送は地域差などもあるかもしれませんが高齢者に比べて対策はしっかりしていると思います。
食べないということは脱水になりやすいです。
人間は年を取るほど体の水分の含有率がすくなくなります。
また水分代謝も体にせよ腸内にせよ水分を蓄える能力は下がります。
食物に含まれる水分は大切ですし、食物を代謝すると代謝水という水が生じます。
食べなくても若ければ水分や電解質とればなんとかなりますが高齢者は気づかぬ間に熱中症(病院で検査すると大体脱水を起こしている、まあ具合が悪くて搬送されてきた人は大体そういう傾向がありますが)、特に熱疲労(ヒートクランプ、脱水症)になっています。
人間は大体喉が渇いたと思ったときはすでに少し脱水傾向になっている傾向があります。
陸上生物は渇きに強くなければいけないので我慢図良くはなっていますがそういう意味でもこまめな補液をするのがいいでしょう。
昔と違ってスポーツでも軍隊でもそういう配慮を十全にするようになっているようです。
高齢になると冬季になくなりやすくなりますが最近は年によっては夏になくなる人の方が増えてきました。
東洋医学では夏は夏バテの季節で前期の夏バテ、中期の夏バテ、後期の夏バテと分けたりします。
前期は梅雨時で五苓散など使ったりとか季節の漢方のパターンがあります。
「バテ」という語感は夏に合う感じで夏は疲れ、不快感、睡眠の不調が出やすいです。
冬も冬疲れはありませんが冬ばてとは言いません。
冬はつらくて痛くてまた別のつらさがある季節ですが。
5月のゴールデンウィーク明けから7月末まで祝日もなく年度が本格的に動き出します。
学校でも会社でも日常をこなしていく時期ですので上半期や前期や一学期が進んで7月くらいにはだいぶ疲れがたまります。